時々してた妄想。リコーの偉い人になって、WGとGRのハイブリッドみたいなカメラ、「WGR」を企画する。防水防塵耐衝撃、1インチセンサーに35ミリ換算28ミリの単焦点レンズ、デジタルクロップ搭載。21ミリになる別売りワイコンあり。レンズの外周部には実焦点距離じゃなくて換算焦点距離を書いて、レンズ銘にはGR LENSとか、TakumarとかRIKENONとか記すの（実際の写りはそんなにこだわらなくていい。マニアはこの一文入ってるだけでニヤリとするんだから）。
写真を焼いた。FDレンズの広角単焦点とEFレンズの便利ズームレンズ、後者の方がシャープだった。ネガでは気付かなくて、プリントを見比べて初めて気付いた。単焦点の方が写るとはいっても13年後に出たズームレンズには負けるらしい。レンズそのものの造りは前者の方が重厚で上質なのにね。両方とも中古購入、前者は購入後すぐ信用できるカメラ屋さんでクリーニングしてもらっている。
いま新品で買えないレンズをレビューしている記事や文章を見かけるけど、コンディションを含めた個体差を考えてなさそうな人が多い。気がする。本当に厳密にそのレンズを論じて評するのなら同じものを何本か買ってきたり、オーバーホールに出したりすべきだよ。
「小さいデジカメ欲しいな……」→「でも1/2.3インチは流石になあ……せめて1インチだね」→「1インチコンデジって結構いい値段するな……これだけ出すならAPS-Cのミラーレス何か綺麗なやつヤフオクで落とす方がいいよな……」→「いや、でもレンズ交換出来るとレンズが欲しくなるし良くない、それに少し大きいわ」→「やっぱりサブのカメラは要らないな」……
この思考の独り相撲、数か月に一回やってる。それが何年も——少なくともFUJIのX-E3が出てなかった頃から——続いてる。完全に脳味噌が鈍ってるよね。冷たい水の中で身体の動きがにぶるみたいに。アタマが鬱病の人みたいになっちゃってる。なんでもいいし買っちゃえばいいんだよ。そうすれば撮れる写真変わってくるのにね。
こうやってぐるぐるぐるぐる思考を無駄巡りさせてるなかで、LUMIX G100が欲しいってこと思い出した。良いカメラだよね。フォルムがビレバンで売ってるトイカメラみたいでカワイイ。ちゃんとカメラの形してるのが良い。センサーサイズはマイクロフォーサーズだけど充分。4対3なのがいいよね。焦点距離の計算もしやすいし。
何かあるとフルサイズフルサイズってお題目みたいに唱える人いるけど大切なのは使いようでしょ。スーパーに買い物行くときに大型のスポーツバイクで行く人いないでしょ。ピンクナンバーのスクーターでいいわけじゃんか（そういう意味では自分はどこへ行くにもフルサイズ一眼なので近所のコンビニにナナハンのバイクで行く愚か者になってしまっている）。
あと大切なのは自分の暮らし方、ひいては生き方だと思うな。10万円予算があったとき、10万全部使ってカメラとレンズ揃えるより、5万でカメラ用意して残りの5万で旅行に出た方が良い写真撮れると思うんだよね、これは持論だけど。新聞記者みたいなデカいカメラでモーターショーのコンパニオンとか撮ってる人より、見た目で「これカワイイ！」っつって選んだカメラで同級生とか（しかもプログラムオートとかでね）撮ってる人のがステキだよ。あくまで私の個人的な見解。特定の個人および組織集団について言及したものではありません。
ライカMDaが売られてるのを見た。ライカにはあまり心惹かれないけど、MDaやMD-2、デジタルだとQ2モノクロームはずっとぼんやり欲しい（でも結局手に入れないまま死んでいくと思う）。もしMDaを手に入れたら75ミリか90ミリを一本だけ買ってそれを着けっぱなしにしたい。Q2モノクロームは宝くじ3億円当たったら買うと思う、カローラフィールダーの次に。まず宝くじを買うところから、だね。
私がライカに惹かれない理由って、「ライカといえば50ミリを使う」という偏見に似た先入観、その50ミリがあまり好きじゃないこと、それからパララックスだと自己分析してる。
中判の手持ちでも撮れるカメラを三脚に据えるのってかっこいいなって。ハッセル三脚長時間露光でお馴染みマイケル・ケンナの動画を見て思った。普段わたしは三脚が無いと撮れない大判カメラをセオリー通りに据えてるから、だからこそ、別に三脚なくてもいいカメラなのに乗せるスタイルをかえってクールだと感じているんだと思う。別に変なことじゃない、むしろ正当なことだけどでもそこに「敢えての美」を感じる。GF50mmつけたGFX50R（50Sとか100じゃなくて50Rなのがポイント）とかゴツい三脚に載せてカッコつけたい。
ミノルタα-8700iの限定モデルが売られてた。タグには《未使用？》とあって、確かにぴかぴかだった。「こんなもんどっから出てきたの？！」ってアイテムを見かけると楽しい。
