2020年10月後半のつぶやき

 

 ・2020年10月の自由詩「赤福餅は保険適用外、10割自己負担、社会福祉の敗北」。

 ・夏だと3時4時に起こった、「今24時間の中で一番気温が低い時間だな」という思いが、2時頃にもう起こるようになった。時間が進めばそこから更に寒くなる。

 ・泥水を吸った高野豆腐のような人間だ、このままでは良くない。良くない。向こう見ずで、あんまり深いこと考えないぺらっとした感じでやっていきたい。

 ・「念じ続ければ叶う」「思いはいつか届く」は嘘。物心ついてから毎晩寝床で「無事に眠れたら二度と目を覚ましませんように……」と思ってるけど叶った試しがない。自分が動かないと状況は変わらない。

 ・男がおっぱいを触るのは反応が楽しい、あるいは反応を求めているから。赤ちゃんが音の出るおもちゃで遊ぶのと同じだ。みたいなことが書いてあったと思う……文章を少し前に読んだ。一理あるなと感じた。でも私がおっぱいを触るのは自分に無いからで、ポルシェ買った友達にちょっと運転させてもらう感覚に近い。

 ・1週間ほど前。眼球より後ろ耳よりは前に、安物のコピー用紙が数枚ぐらいの薄さの金属片が、地面に対して垂直に肩の線と平行に頭部に差し込まれた。脳味噌の前で考えていることが後ろに、後ろの情報が前に伝わらない感じがある。その板に「ぷよぷよ」みたいな落ち物ゲームの映像が早回しみたいな高速で映って、目の奥が痛い。

 ・東京に行くたび、駅とか歩いてる人は全員NPCなんじゃないかって思う。何かにぶつかっても黙って歩いていくし、何か起こっても反応は薄いし。温度と湿度が低いというか。生きてて何が楽しいのか、何のために生きてるのか、を一人一人に訊いて回りたくなる。心を打ち震わせるような経験をしないまま死んでいくんじゃないかと他人様ごとながら気にかかる。

 ・シウマイ弁当の醤油入れが陶器(あの昭和レトロのバーバパパみたいなやつは「ひょうちゃん」という名前らしい)じゃなくなっていた。いつから?調べたら、昔から「シウマイ弁当」にはついてなかったとある。うそだうそだうそだ、前はお弁当にも付いてきてたって。えー偽の記憶……?

 

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