デミオが皆を乗せてゆく

 

 「デミオマツダ)が皆を乗せてゆく~♪」と思い込んでいた車のCMソング、本当はエリオ(スズキ)だった。人間の記憶ってほんといい加減なものですね。そのデミオも最近マツダ2と名前を変えました。

 ‟足るを知る思想”に基づく考えなんだけど、最近もうデミオぐらいの車でよくないかと思う。いや、デミオ「が」……と書く方がいいね。5ナンバー1.3Lぐらいの車でも人は充分ハッピーになれると思うんよね。大体エンジンなんてね、50ccもあれば人間一人を推進させられるんですよ!お忘れなく!!

 オタクはすぐにMT車を出せとかFRにしろとかいうけど、そんなマシンを操れる腕を持ってるんかって話なんですよ。そもそも発売されたところで新車で買うのかって話なんですよ!聞いてんのか!これは4分の1ほど自分に向けて言っています。

 個人的に大衆車やバジェットカーを愛する者こそ本物のエンスーという感覚がある。高くてデカくて速いクルマは愛されて当然だしその良さは誰にだって分かる。なんてことない普通の乗用車の細かいポイントをムフフって愛でるのが自分には合ってるみたい。ここが良いんですよ~ムフフって言ったら、分かる人だけ一緒にムフフしてくれるのがよろこび、それで大満足。それが満足。

 人生の大部分はケの日なんですよ。その何気ない日常をいかに愛するか、いかに慈しむか、いかに良質なものにするか。買い物にだって行かなきゃいけない。雨の日だって乗らなきゃいけない。外に出したものも積んだりするでしょ。

 まあなんにしてもハンドルをにぎにぎしながら話しかけられるクルマを選びたいものですね。と、いうようなことを最近のわたしは考えています。

 

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