2021年5月のつぶやき

 

 ・シノゴのチェキバックが本来届くべきだった5月がやってきた。3月末にロモグラフィージャパンから「発送が8月下旬に遅れます。ごめんね」みたいなメールが来て、ひざから崩れ落ちた。今だって首をながーくして、喉から手を出しながら待っている。むむむ、むか、っとしたけど辛抱強く待つことにする。それ以外に出来ることもないし。

 ・何千万画素の最新機種に高価なレンズで撮っても結局スマホの小さい画面で見る/見せるのは滑稽。なんだか落語みたい。壁が狭いから大きくプリント出来ない小話。「大きい家に引っ越した。やっとこれで新しいカメラを買える」みたいな。Twitterで共有するぐらいなら小さいデジカメやスマホで十分だよね。

 ・やっぱり4対3のアスペクト比はしっくりくる。実家のような安心感がある。あんまりシリアスじゃなくて、野暮ったい感じが良い。落ち着く。2対3がざるそばなら4対3はかけうどんって感じ。

 ・去年に比べると人出は多いらしい。去年は凄くて、都市から人が消えていた。三脚を担いで歩いた。確かにひっそりとしていて、映画のセットのようだった。『TOKYO NOBODY』の世界だった。でも常に画面から人を外して撮っていたのであんまり得るものはなかった。

 ・MAZDAさん「マツダ マツダスピード マツダ3」はまだですか?ロードスターは速く走るためのクルマじゃなくて楽しく走るためのクルマだと聞きますが、速く走るためのモンスターマシンも売ってください。マツダスピードアクセラを越える戦闘機を作ってください。

 ・立地だけでやっていけてるんだろうなって店あるじゃないですか。ほっといても客が来る、から値段の割にあんまり美味しくないような。なんかそういう店って良いよね。昭和の頃は「まずい飲食店」は多かったらしい。コンビニやファミレスが今ほど(多く)なかったとか色々理由があるんだろうけど、そのうちまずい店も絶滅するんだろうね。立地だけでやっていける店やりたいな。ピラフは出すつもりです。

 ・限定販売の「キャスター・プレミアム・バニラ・5・ボックス」を吸った。ウィンストンキャスターではなくてキャスターという銘柄を手に出来る、という小さなしあわせがあった。味香りともに甘さが濃い。フィルターにまで味がついていて、ピースの上品なバニラとは段違いの(人によってはくどいと感じるほどの)濃厚さ。けどタバコそのものは軽くて吸いやすい。キャスターマイルドのCM、「軽さが、心地いい」のフレーズを思い出した。

 ・そういえば漫画『ちひろさん』を読み切ったんだった。飄飄とした主人公ちひろさんのスキゾイドパーソナリティ感にシンパシー。自分がピンとくる物事(自分の好み)をよく知っていること、楽しみ方をよく知っていること、は大切なことだよな。と改めて思った。

 ・時々する妄想。時間が止められたらなって思う。時間止める道具なり能力なり得たら何に使いますか?私はやりたいこと決まってて。寝る。好きなだけ寝て、起きてスッキリしたらまた世界を流れるようにしたい。毎日6時間だけ時間を止めるなら1日を他の人より1.25倍多く使えることになる。毎日他の人より6時間多く生きることになると、一年だと365日8760時間に加えて2190時間多く生きることになり、4年で5年分老けることになる。生まれたときからこのズルするとすれば、書類の上では20歳、40歳、60歳、80歳でも肉体は25歳、50歳、75歳、100歳になってしまう。このデメリットを受け入れられるか。……まあ全然受け入れられるよね。