2022年8月のつぶやき

 

 ・ふらっと入ったカメラ屋でスライド映写機をふらっと買ってしまう。経年による変色がある以外はかなり綺麗な個体だった。元箱説明書保証書に、フィルムキャリアー(これがあるとスライドに入ってないフィルムでもセットできる)までついて500円。何十年も使われることなく眠っていたものに違いないので、これからどんどん使ってあげようと思っている。

 ・そのスライドビューワーの動作確認をした。何の問題もなく普通に動いた。神様からのプレゼントだと思うことにしよう。ラッキー。スライドポジを量産するぞ!AF一眼レフに便利ズームつけて、絞り優先で撮っちゃう。うおお!カメラよ!おれの目になれ!!かしゃりかしゃりかしゃりかしゃり……

 

 ・「秋葉原で買ったカセットテープに入ってた曲」として知られている曲を最近よく聴いている。

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 ・今ここにいてこういう暮らしをしていると伝えたら1年前の自分は少し驚くかもしれない。1年後つまり2023年の8月、今とは全然違う土地で全然違う人と関わってたらおもしろいだろうなあ。全然違う景色を見てたらおもしろいだろうなあ。今の私が聞いたら驚いて少し喜ぶような状態に在ってくれ、未来の私。 

 

 ・川を越えた向こう側の土地と見慣れない稜線、ヘルメットの中でこぼした独り言が見知らぬ街を満たす夜明け前の空気に溶けていく感覚。少しずつ明るくなっていく景色と、太陽光に温められていく、湿度を充分に含んだ大気。郊外と都市部の長い汽水区、高架、アンダーパス。それから峠道、食いつくようにぴったりと道に沿う川、川に沿う道。

 やり場のないエネルギーと鬱屈した意思に操作されていた私は、今見れば全く自由だったのかもしれない。

 

 ・新発売のAQ-800Eが気になる。

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 ・「一一月二七日(日) はれたり、くもったり、ひえる。風が強い。[……]午前中、11時45分頃に、台所の電球を、つけたところ、突然、切れてしまった。昨年五月六日(木)に切れて、その時かえた。この一一月二七にちは、四十年前に、私が、二回目の宣言の言葉を言わせられた日である。それと、今年平成六年五月二七日(金)朝方か夜中かわからぬが、この世の終りと言う感じの文句のある短冊の様なものを感じた日も同じ二七日で、うちは、今まで、何事かある前には、かならず、電球が切れて、知らせられているが、

 今までは、良い事は一度も無く、全部悪い事ばかりであるので、又、何か、悪い事が無ければよいが、心配である。」

 「五月十〇日(水) ここが最後、裸になると、言われたのは、ただ、裸と言う丈では無く、何か深い、訳があるのだろうと考えている内に、(身に無一裸なりけり吾が心只一筋の心あるのみ)と色々言われた事を結び合わせた歌が出来たが。」(『新装版 池袋・母子餓死日記 覚え書き(全文)』公人の友社)