2021年3月のつぶやき

 

 ・ずっと欲しかったけどキッカケがなくて見送り続けていた物品を買った。「もっと早く買えばよかった」と思った。そう感じる買い物は大正解。

 ・三菱・ギャラン(8代目)が野ざらしになって置かれていた。大好きなクルマだ。まだ走るのだろうか。売ってくれるのだろうか。いくらなんだろう。北野映画の『HANA-BI』に出てくるスクラップ屋のおやじみたいな人がぬっと出てきて、邪悪な笑顔で「おう、持ってけ持ってけ」と、タダでくれることを思いえがいた。

 ・食器やカトラリーも無限に欲しくなって危険。口はひとつ、手はふたつしかないのでそんなにいっぱいあっても仕方ない。ベトナム人は顔を洗った洗面器でご飯も食べるみたいな文章をいつか読んだ。生活はそれぐらいのユルさでいいのかもしれない。

  ・”シノゴのチェキバック”の発送が8月下旬に遅れるというメールが来た。憤る。まあいいか、待とう。待つしかない。ほんと頼むよロモグラフィー……

 

 ・Netflixを解約した。倦怠期。観たくなったらまた再登録すればいいかなって。画面の前で2時間じっとしていられなくなったし、新しい映画を観ることになんだか耐えられなくなった。『涼宮ハルヒの憂鬱』『水曜どうでしょう』『リラックマとカオルさん』なんかをBGMがわりにヘヴィローテーションするだけのサイトになっていた。

 Netflixは「『ダイハード』は無いけど『ティアーズ・オブ・ザ・サン』は置いてるレンタルビデオ屋さん」って感じで、絶妙に偏ったラインナップと、検索画面で配信してない作品名もサジェストしてくれるのがチャーミングだった。それから、やけにオリジナル作品を押してくるところも。提供されているプログラムが消えちゃう(つまり配信作品が入れ替わる)のが一番困るところで、例えば『ハート・ロッカー』も大好きな映画だったのに公開期間が終わってしまった。

 芸術映画もそれなりに充実していて、写真映画だと『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』とか『ビル・カニンガム&ニューヨーク』、『HOMME LESS』みたいな単館系映画も供給してくれるのが嬉しい。最初のふたつは消えちゃったけど。

 

 ・生まれて初めてのことに挑戦しようと、「ヤマザキ春のパンまつり」に参戦した。「ケーキドーナツ」をよく食べるしお皿ぐらいすぐに貰えるだろうと高をくくっていたが結構長い道のりだった。

 よく目にする「まるごとソーセージ」や「アップルパイ」などを楽しみ、数年ぶりの「大きなメンチカツ」「大きなハム&たまご」で胃がもたれたり、「デニッシュブレッドマイルド」とか食べたことないやつを買ってみたりしつつ、ようやっと28点集めて「白いスマイルディッシュ」を手に入れた。中々使い勝手が良さそうなお皿だった。

 新しく知ったことも多かった。食パンは値段の割に点数が多いこと、点数シールはデイリーヤマザキで売られているおにぎりやお弁当にも貼られていること、お皿は丸裸で渡されること(!)。

 

 ・「かみさんと二人暮らしで、後部席は荷物を置くくらいなので後部席のヘッドレストもとっくに捨てました。クルマを買って、すぐに捨ててしまったんですけど、これは問題でした。新車三年目の車検の時に業者さんに『このままでは通りませんよ』と言われてしまったんです。」(中崎タツヤ『もたない男』より)