流れを変えたい

 

 なんかこうシャキっとしないですね、ここんとこ。行き詰まりってほどでもないけど煮詰まりを感じる。「これよこれ!」「そうです!」って感覚がご無沙汰。どうもパキってこない。しっくり来てないことはないんだけど多分。シャキっとしない。スピード感が足りない。速度が足りてない。ふわっふわしたこと言ってるけど。バキバキしてない。

 ここらで流れを変えたい。タバコ吸って一息つく、みたいな。いや違うな。水風呂に飛び込む、みたいな、そうそう。そういう、流れを変える動きが欲しい。別のチャンネルに切り替えたい。にゅるっと滑らかにじゃなくて、パチンと小気味よく。「変える」っていうと「良い方向に」の意味が付加されがちだけど、別に良くなくてもいい。

 人生を変えるには3つの方法があるんだって。1つ目は住むところ、2つ目は仕事、3つ目はね忘れた。やっぱり住むところ・居るところによって人間の在り方は違ってくるよなと思うの。引っ越しとか移住って動きとして大きいよなーって。そしてその移動は2つ目の要因仕事まで付随して変わるぐらいの距離じゃないとあんまり意味がないようにも。ああ、あと「変える」で書いてて思い出したんけど「写真を変えるならカメラを変えろ、人生を変えるなら女を変えろ」みたいな言葉もあった。「変えたいなら」だったかも。

 場所に対して人間はあまりにも無力なんだけどそれをついつい忘れがち。こないだまで自分もそれを忘れてた。

 自分は今まで環境からモノを足したり引いたりして流れを変えてきたけど、その方法から変えちゃう必要があるような気がしてる。必要というかそろそろそれ以外の方法も覚えた方がいいっていうか。変える時機が来たような。

 「誰かおれをどこかへ連れて行ってくれ~!」って叫んでも誰もどこへも連れて行ってくれないから自分で自分の身体をどんどん投げてかなくちゃいけない本当は。でも、今必要なチャンネル転換のキッカケは偶然性に身をゆだねた方が良い気がする。心を開いてじっと待つ。するとあるとき、雷が大木を割くように劇的に何かが起こる。起こることはなんとなく分かる。それがいつ、何なのかは分からないけど。何者かが大きな動きをもたらしてくれるのを待ってる。待ちの姿勢。だからもう少しだけ我慢してみることにする。しびれを切らしたら動く。

 

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