なんでもできるうちに

 

 できること、やりたいことは出来るうちにやっておかないとなと思う最近。いつ出来なくなるか分からないから。いつ死んじゃうか分かんないという意識を常に持ってるという意味では年寄りとか重病患者に近い心持なのかもしれない。しかし決して、突飛だったりカッコ悪いことではない。「死を思え」で、思うほどかえって生は色濃く活きるのだ。

 「出来ることは出来るうちに」とか書かれているとなんだかビジネス教訓とか仕事術のように思えるけどそういうわけ(やらなければならないことに対して言っているわけ)ではない。やらなければならないやりたくないことに関してはやらないに越したことない!!いつだって意識は低空飛行である。

 例え話だけど、近所に新しくカフェが出来たとする。何となく気になるけどわざわざ立ち寄る理由とかキッカケもないし……と過ごしているうちにその店が潰れていたとする。一度ぐらい行っておけばよかった、と思うでしょう。僕はそう思うことを極力減らしたい。日常の取りこぼしを生みたくない。日常というのはほとんどそのまま人生だと思っている。だからあの時ああしておけば式の気持ちを遺してしまうと、後々こじれることだって充分にありうると考えている。日常の小さな実を(出来れば一つ一つ)丁寧に地道に収穫したい。そして「結果はどうあれ最善は尽くしたからね!」と未来の自分に、胸を張って言い訳をしたい。

 崩せるやり残しは崩す!それが濃く生きる方法の一つだと気づかされました。見られるものは見られるうちに、行っておきたいところには行っておけるうちに、会いたい人には会えるうちに!「今年の求め今年のうちに」!「自分孝行、したいときに自分は無し」!

 

 色んな風景を見たい。

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