現象としての自分、自分という現象

 

 自分が人間だという自信がない理由の一つが連続性の無さ。自分が自分であり続けているという流れを感じない。あるとき、瞬間瞬間に存在する現象なのだと悟った。僕は事象の積層体、動きを伴った現象。

 1年前の自分が書いた文章を読んでいたけど、書いた覚えがないし読んでて新鮮だった。1年前の自分は完全に他者。2016年12月の文書はすごく詩的に感じられた。2018年1月20日の僕と語彙も文法も大きく異なっておもしろい。

 テセウスの船の話みたいなもので、毎日細胞も入れ替わってることだし、瞬間ごとに違う存在なんだと思う。他者から同じ個体だと識別されて続けているということぐらいは一貫しているけれど。