2019-01-01から1年間の記事一覧

年度末所感2018

振り返りはじめはあっという間に感じるけれどこの一年は、しかし時間をかければ出来事は一つ一つまとまりをもって思い出される。まさに「(思い)浮かぶ」の表現がふさわしい。思い出すことは深い澱みから意識の表層、今この瞬間へと掬い上げる行為。記憶の…

平行世界の私

よくカメラを片手に歩く。いくつかある趣味のなかで大きいウエイトを占めている。 分かれ道に差し掛かった時や漢字の「目」「田」みたいな区画に足を踏み入れた時、どの道を選ぶか悩む。しゅぱぱっと分身してローラー作戦をとるのが理想なんだけどそれは出来…

ネコ飼いたくなったりしたりして

厚揚げ柄のネコと一緒に暮らしたい。黒猫でもいいけど、黒だといきなり動いたり飛び出してきた時びっくりしちゃうだろうな。

好感に変わる違和感

不快感とまではいかないけれど強烈な違和感を最初に感じたものを、後々好きになるってことがある。これは何度も話したことだし、これからも書かれることだろうけど、僕が初めて意識したそれは砂防堰堤だ。自然の中で溶け込むことなく不気味に佇むそれは子ど…

ミニマル写真とは

ミニマル・フォトグラフ(ミニマル写真)とは最低限の要素で構成された写真である。

雪と金閣寺

雪が降り積もると金閣寺に行きたくなる。が、京都市にはほとんど雪が降らない。積もることは更に稀なので、行きたくな(って実際に見)ることはメッタメタに無い。そしてそれ以外の日にわざわざ行くことも無い。だから僕は通常時の金閣寺を知らない。ずっと…

無音の写真

2018年の年末に行きそびれた場所があって、別になんてことはないところなんだけど。前々からなんとなく気になる土地ではあった。2019年になってやっとそこへ行く機会を得た。カメラを持ってふらふら歩いていた。例によって着く頃には太陽が傾きかけていた。…

若いこと

いやー若くてよかった!と思うことがある。どうやら若さは様々なことをカバーしてくれるから。例えば道を踏み外すこと。それが「晩節を汚す」になるのか「若気の至り」にな(って許してもらえ)るかは完全に年齢依存だ。生まれてから時間が経ってないだけで…