田舎の学問より京の昼寝

 

 これが一番好きなことわざです。ことわざってこういう、荒唐無稽というか、有難みが薄いやつもあって面白い。それでも昔からある言葉だというだけでなんとなく真実味が漂っているのだから一層面白い。ぐーたら昼寝をしていても(ここが京であるというだけで)許されるような気がしてくる。許されるどころかそれが田舎で勉学に励むことよりもよいとされているのだから、これはもう僕のようなうつけ者の道楽息子のためにしつらえられた言葉だと言っても過言ではない。レディ・メイドとは思えないフィット感です。

 実際は京で学問をする人や田舎で昼寝をしている人もいて、世の中は多様性がイイ感じ。個人的には前者はなんだか人間としての面白みがなさそうで、後者は人生を舐め腐っている感じがしてとてもよい。僕は今日も明日も京の昼寝です。

 

 昼寝の記録もどんどん貯まっております。

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 でも、このことわざの「京」は京都というより、首都とか大都会って意味な気がするんだよね……つまり今は東京なんじゃないかな……果たして僕は昼寝なんかしててよいのだろうか…………