2022年6月のカメラに関するつぶやき

 

 ・最近気になるミラーレスカメラ、CANON EOS R7とNIKON zfcとFUJIFILM X-E4。どれもAPS-C。「なにも今さらAPS-Cのカメラを買わなくてもいいでしょう」と私の中の現実的な私が言った。「でも仕事じゃないんだから好きにすればいいじゃん」と私の中の自由な考え方の私が返した。「使えないサイズの画像のためにシャッターを切ることはある意味では贅沢なのかもしれない」と私がまとめた。

 

 ・X-E4にXF60mmF2.4 R Macroをつけっぱなしにして暮らしたいな、それ以外のレンズを持つことなくやっていきたいな、と思った。カロT100やdp3 Quattroみたいな不器用で尖ったカメラに憧れる気持ちがあり、セットで買った後はいっそのことカメラとレンズを接着してしまおうかとまで考えていた。91mm相当のレンズだけを持って出かけたらシャッター数は減るはずだ。私にとっては小さい服を無理矢理着るようなその中望遠のレンズは「風景を選別する」レンズだと言えるかもしれない。日が落ちれば肩掛けしたカメラを手に持つことすらなくなるだろうと容易に想像がつく。

 

 ・EOS RPとかNIKON Z5といった初心者が買うようなカメラに50mmを着けて軽い三脚に載せて撮りたいなと思った。そういう教科書の1ページ目みたいな撮り方に、一度真剣に取り組んでみてもいいかもしれない。初めの1台に選ばれるような軽くて安価なデジタルカメラが欲しい。

 

 ・やっぱり一眼レフに息苦しさを感じる。あまりに機能的で機械機械しているので遊びの部分が少なくて苦しい。手に持つと目で覗かないといけない気がしてくるし、身体が反射的に覗いてしまうし、そういう風にデザインされている。そんなことを考えるとき私はアフォーダンス理論を思い出す。使いにくくて慣れにくいカメラが欲しい。具体的にはライカMDaとか、上にも書いた望遠レンズがフィックスされているカメラとかが。不便な方が今の私にはありがたい。ボケてたりブレてたりしてていい。