2022年4月のつぶやき

 

 ・6割主義、60点主義を身体に染み込ませたい。悲願です。

 ・「考えないくせ」をつけることがやはりラクに暮らしていくコツなのだろうか。ま、何にしてもクセづけることが大事だよな。

 

 ・一体1日何回スマホの画面をタッチスワイプしているんだろう、みたいなことを考え始めるとちょっとだけ頭がおかしくなりそうになる。

 ・毎日毎日インターネットでインターネットの人が謝っている。私が知らないだけで結構知られているらしい人達が。今日もまた、全然知らない奴が良くないことをして謝罪する。明日も明後日もまた別の知らない奴が良くないことをして謝ったりするんだろう。ノイズだ。

 ・もっと早く現れてくれればよかったのに、と言われることがあった。人生にいくつも横たわる「どうにもならない」のなかでこれはスイートな部類なんだろうか。どうにもならないことってあるよね。また来世で仲良く出来たらしましょう。

 ・ジャケットさえ着れば上下スウェットでも人と会っていいだろ、というやさぐれに近い感情がある。社不の記号であるところのスウェットも私に貼り付けばドンドンドンのマイルドヤンキーというよりは院外のコンビニまで外出を許された瘋癲人といった趣きがあり、死んだ目で口から煙を吐く姿は「ダメ人間」「ゴミ」「無為」などのWikipedia記事に画像を提供してやりたくなるぐらい様になっている。我ながら大したものだ。

 

 ・4月入ってしばらくは至るところで桜が咲きまくっていた。最終回かと思った。

 ・行くと落ち着く寺社があり、個人的パワー&癒されスポットになっている。そこでお札を買った。お札を置くところは神棚や仏壇がなかったら本棚でもいい、と教えてもらった。本棚でもいいのか。

 ・貰えるカード入れにポジティブな感情があるので交通安全協会には投げ銭をすることにしている。遠い昔、小学校に入った春、ランドセルにつけるための黄色いカバーを配られた気がする。緑色のカード入れの香りがそんな記憶を、脳の奥から引っ張り出してきた。でもそんなカバーは存在しなかったかもしれない。

 ・人が何かに一生懸命になっている様子を見たくてゲームセンターに行った。それぞれ別々の色んなところからやってきた他人たちが一心不乱に筐体を、音楽に合わせてて叩いたり撫でまわしたりしていてよかった。

 ・コの字の勢いがなくなりつつあるからか、暖かくなってきたからか、夜の公園や駅前において若い人同士がアルコールぽくない雰囲気でだべったりしてるのを見てなんか平和だなと思った。

 

 ・Round Tableの「Sunny Side Hill」をヘビロテしていた。前向き一色ではない曲調が大好き。少しさびしかったり、過去を振り返ったりしつつも、でも頑張っていこうね、みたいな。NHKでやってたアニメのエンディングだったんだけど、確かにそういう感じする。子どもの頃の夢みたいな。『コレクターユイ』オープニングの杏子「永遠という場所」を聴いてもこれと似た感情が起こる。サウンドに懐かしい部分があるから、前向きになれる一方どことなくノスタルジックな気持ち。

 

 イントロのコード進行、aikoの曲でも聴いた覚えがあるんだけどどの曲か分からない。

www.youtube.com

 

 ・「ライブアライブ 人生なんて 大いに変えられるわ そうよ 向きがね 90度回れば違うし なーんで考え過ぎて 憂鬱かかえちゃうのさ やめようよ 希望はもっとクレイジー」。うーん。やはり、涼宮ハルヒの憂鬱SOS団ラジオ支部のオープニングとして使われていた2006年発売畑亜貴作詞の『最強パレパレード』はいつ聴いてもいいなあ。

www.youtube.com

 

 ・文字盤が常に光り続けてくれる腕時計を探している。もちろん防水耐衝撃、出来れば電波ソーラーのものを。でもゴテゴテしてるのは絶対に絶対に嫌。G-SHOCKは良いやつになればなるほどゴチャゴチャしてるのが気に食わない。ていうか腕時計自体がそういうものなのかな。電ソーついてないけどNixonのRegulusが気になってた。

 

 ・「息が苦しかった。電気をつけずに、コップにクランベリー・ジュースを注ぎ、ウォッカをボトル三分の一入れた。食卓に座ってちびちびそれを飲むと、アルコールの優しさが体のずみずみまでしみわたった。彼女は泣いていた、死なずに済んだのがしみじみありがたかった。コップにもう三分の一とジュースを注ぎ足して、ひと口飲んでは、合間にテーブルに頭をつけた。」(ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引書』岸本佐知子訳)

 ・「私が好きなのはポーランドのズブロブカである。これはじつに上品な、洗練された、典雅な味と香りを持っている。(中略)この酒を飲むと、吐く息までがさわやかな、淡泊な草の香りを帯びるような気がしてくる。強烈なのに、その強烈さをちっとも感じさせない。ふしぎな酒である。」(開高健『瓶のなかの旅 酒と煙草エッセイ傑作選』)

 

 

 春の海を見た。