インダストリアルミニマルフォトグラフについて

 

 インダストリアル・ミニマル・フォトグラフ(industrial minimalist photographyとも。略IMP)と呼ばれる写真がある。ミニマル写真の中でも人工的な物、構造物、を被写体としている領域、ジャンルである。あるいは「工業写真のうち、ミニマルな性質(必要最低限の要素で構成されている)を持ったもの」と言えるかもしれない。言い換えられても示されるところはおなじだ。

 

 円筒形の構造物、これは何かのタンクだろうか。写真は基本的に四本の直線つまり四角形に囲われた様式をとる訳(で、この一枚も例外ではないの)だがその中に唯一の曲線として、この構造体のアウトラインが配置されている。オブジェクト数は1つ、色数も抑えられている。

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